赤玉土
園芸で使われる主流の土で、火山灰が積み重なってできた赤土を
乾燥させた土の事を赤玉土といいます。
褐色の粒状で、肥料成分を含んでおらず、虫や菌が寄り付かない為
ガーデニング基本用土として欠かせない土ですね。
鹿沼土と同じく、腐葉土等と混ぜて使用することが多いです。
【特徴】酸性度数5~6pH、水はけ(排水性)、水もち(保水性)、肥料もち(保肥性)、粘度、に富みますが、
通気性は鹿沼土ほどありませんが、酸性度は鹿沼土よりも弱酸性です。
また、赤玉土も時間とともに粒が崩れて土質が変化していき、排水性が悪くなっていきますので、
水はけが悪くなってきたら土の入れ替えが必要となります。
*赤玉土には通常より崩れにくい分水はけも良い、土を高温で焼き固めた「硬質赤玉土」もありますが、
アルカリ性のものもあるので、硬質赤玉土を購入の際は成分を確認しましょう。
粒のサイズ(mm) 用途 水はけ(排水性) 水もち(保水性)
大粒: 12~20 鉢底のゴロ土、軽石、鉢底石の代わりに使う ◎ △
中粒: 6~12 盆栽や鉢物など樹木の植え付けに用いる ○ ○
小粒: 3~6 酸性の強い土を好む山野草の植え付けに最適 ○ ○
細粒: 2~3 湿地を好む植物の用土として △ ◎
鹿沼土
群馬県の赤城山が噴火したときの火山灰がたまって風化したものが「鹿沼土」で、
「土」となっていますが、肥料分や有機質の含まない軽石の仲間で、いろいろな大きさの粒の種類があります。
粒が小さくなりすぎると、水はけが悪くなるそうなので、アサギリソウ等の栽培には小粒を使用するのが
良いでしょう。
腐葉土と混ぜて使用するのもいいかもしれませんね。
【特徴】酸性度数4~5pH、水はけ(排水性)、水もち(保水性)、肥料もち(保肥性)、通気性、粘度。
通気性や保水性に富み、酸性なのが特長です。
また、水を含むと、黄色が強くなるので水やりの際の目印にしやすいです。
【成分】ケイ酸とアルミが豊富です。ほかにも鉄、マグネシウム、カルシウム、マンガン等
粒のサイズ(mm) 用途 水はけ(排水性) 水もち(保水性)
大粒: 12~20 鉢底のゴロ土、軽石、鉢底石の代わりに使う ◎ △
中粒: 6~12 盆栽や鉢物など樹木の植え付けに用いる ○ ○
小粒: 2~6 酸性の強い土を好む山野草の植え付けに最適 ○ ○
細粒: 1~2 酸性度合いを強めるため、他の土に混ぜる △ ◎
腐葉土
腐葉土は、栽培で使う土を改善するために補助用土、
または改良用土として使われる堆肥のひとつで、
落ちて堆積された枯葉や枯れ枝などが、長い時間をかけて
微生物などにより分解されて土みたいに
なったもので、腐植土とも呼ばれます。
また、ホームセンター等にある市販のものでも充分だと
思いますが、短い時間で人口的に作られているので、
もっと質のいい腐葉土が欲しい方は、少し面倒で,
時間(半年~)はかかりますが、好きな方は自宅などで
枯葉等を集めてで作ってみるのもいいかもしれませんね。
腐葉土で土作りをする場合の割合は、
(腐葉土) 1 : 2(土) で混ぜるのが良いでしょう。
腐葉土の割合は多すぎても少なすぎても本来の効果が
出せないので注意しましょう。
【特徴・効果】主な効果は「通気性」「保水性」「保肥性」を
高めてくれることです。
腐葉土には肥料ほどの効果はありませんが、土の状態を良くし、
植物の育ちやい状態の改善をしてくれます。
培養土
培養土とは、基本となる用土に補助用土と呼ばれる改良用土や
肥料などが混ぜ込まれていて、すぐそのまま使えるように配合された用土で、
野菜用や観葉植物用、種まき挿し木用など様々な種類の培養土が市販されています。
また、植物や環境によっても様々なので、配合されている改良土等も
植物の種類や用途に合わせた用土にを選びしょう。
アサギリソウの場合、山野草用の培養土が市販されているので、それを使用するのがいいでしょう。
【アサギリソウに適した改良用土】
*パーライト-------------黒曜石を高温で焼いた軽い粉状の白い石で、
通気性、水はけに優れており、用土の通気性を高める役割。
*バーキュミライト--------ヒル石を高温処理したもの。多層状の構造になっており、
軽くて保水性、通気性に優れている。
種まき用土等にも使用される。
*ピートモス-------------苔や柳、アシな簿が堆積してできた土。
酸性が強く、用土の酸性を強めたい場合等に使用。
保水性に強いが乾燥すると吸水に時間がかかるので注意しましょう。
※写真のような根腐防止剤が配合されたものもあります。