アサギリソウの育て方や管理

4. なりやすい病気の種類と対処法は?

アサギリソウの育て方や管理

アサギリソウの病気や害虫について

アサギリソウに限らず、草木を育てる上で、病気や害虫にも
気を付けないといけないひとつですね。

アサギリソウは特に多湿の環境により発生することが多いですが、
丁寧に管理してあげれば基本的に大丈夫だと思います。

ここでは、アサギリソウを育てる過程でなりやすい病気や害虫と、
その防ぎ方について見ていきましょう。

アサギリソウがなりやすい病気は?

アサギリソウかかりやすい病気として、次の三つが考えられます。 ・軟腐病なんぷびょう炭疽病たんそびょう瘡痂病そうかびょう ・うどんこ病
軟腐病なんぷびょう (症状) 高温多湿に弱いアサギリソウで一番かかりやすいのが      この病気です。      主に土壌にある細菌が植物の傷などから侵入するのが原因で、      地際部分や根元部で水が浸みた様な状態になり、      だんだん褐色に変化し、そのままにしておくと葉はしおれ、      ドロドロに腐って悪臭を放つようになります。      主に梅雨の終わりや夏場の高温多湿の環境で発生します。 (対処法)軟腐病は一度発生してしまうと薬剤での対処は難しく、      株を抜き取る事しかできません。      なので、植え付ける段階で、事前に風通しが良く、      且つ水はけの良い環境に植え付けることが予防になりますので      気を付けましょう。
炭疽病たんそびょう (症状) 病原菌は糸状菌というカビの一種で、主に雨や風によって      胞子が運ばれて伝染する病気です。      植物の病気の原因の多くはこの糸状菌によるものです。      炭疽病にかかると葉に灰色から淡黄色の病斑ができ、      その上に小黒店が多数生まれます。      やがて腐敗して破れて葉に穴が空いたり枯れたりします。 (対処法)胞子が飛び散り伝染する為、発病した葉や、      腐敗して枯れた落ち葉も早めに除去して処分しましょう。      薬剤を散布する場合は以下の殺菌剤などが有効です。      トップジンM水和剤、マンゼブ水和剤、      ベンレート水和剤等の樹木類水溶液、      ダコニール1000(住友化学園芸)、等    
瘡痂病そうかびょう (症状) 主に柑橘系やジャガイモ等の家庭菜園の場合に多い病気      ですが、こちらも炭疽病と同じく糸状菌というカビと、      アサギリソウでも使用するアルカリ性の土壌で活性化する、      放線菌というのがありますで気を付けましょう。      感染すると、葉にかさぶたの様なぶつぶつができ、      葉が破れ、葉姿も酷く変形していきます。 (対処法)こちらも発生すると株ごと抜き取るほか耐暑は      難しいのですが、使用できる薬剤として      オーソサイド80等の水和剤等があります。      また、葉や茎等の傷口から侵入して伝染しますので、      予防としてなるべく葉や茎は傷つけない様にしましょう。          
うどんこ病 (症状) こちらも糸状菌が原因による病気ですが、      葉の表面が白い粉をまぶした様になり、      葉の全面が白くなっていきます。      やがて、茎や全体にも広がって行きます。      うどん粉病の糸状菌も高温多湿で広がりやすいですが、      20℃でも発生するので紀和付けましょう。 (対処法)うどん粉病に使用する薬剤としては、      トフミン水和剤(樹木類)溶液やベニカマイルド等がありますが、      重曹や食酢を薄めた水溶液を発生個所に散布するのも効果的みたいです。
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