アーヒナヒナ(シルバーソード)銀剣草
(学名) Argyroxiphium sandwicense subsp 'macrocephalum'
(ハワイ語名)Ahinahina / hinahina
(英名) silversword
(和名) 銀剣草
(科名) キク科
(属名) Argyroxiphium属
(種について)ハワイ固有種 / マヌアケア種(絶滅危惧種) / ハレアカラ種(絶滅の恐れのある種)
(原産地) ハワイ島(マヌアケア山) / マウイ島(ハレアカラ火山)
その他ではヒマラヤにも生息する
(樹形) 常緑低木 / 樹高は草丈は50cm~1m程ですが茎から花が50cm以上程のびてきます。
(特徴) Argyroxiphium sandwicense ssp. macrocephalum(ハレアカラ・シルバーソード)
という、マウイ島ハレアカラ火山に生息する絶滅の恐れがある種と、
Argyroxiphium sandwicense ssp. sandwicense(マヌアケア・シルバーソード)
という、ハワイ島マヌアケア山に生息する絶滅危惧種があり、どちらも保護種なので、
手を触れると法律によって罰せられる程、ハワイでは希少な固有種となります。
また、ハワイ以外ではヒマラヤにも分布している様に、標高が3000m以上の
高い高山に生息しており、極端な寒暖の差や強風、雪、紫外線等、厳しい環境の中
進化して適応しています。
銀剣草は一捻性(一回結実性)といわれ、6月~11月の開花の時期に枯れる前に一度だけ
花を咲かせますが、一度花が咲き終わると種を残して枯れてゆき、銀剣草はその一生を
終えます。寿命は5年から50年といわれていますが
花は、開花時期に大きな穂が茎から点に向かって伸び、そこに50個~600個程の花を
ますが、伸びた穂の大きさは2mを超えるものもあります。
白い絹毛が密集している為銀色に見える細長く少し肉厚な葉は三日月刀の様な剣状の形を
しており、その葉姿から「銀剣草」と呼ばれ、英名でも同じ意味で名付けられています。
その葉が球状のまま茂り生長し、最後に 花を咲かせる為に茎から点に向かって大きな穂を
伸ばします。
また、アーヒナヒナとはハワイ語で「灰色」や「白髪」という意味で、同じ名前を持つ品種で、
アサギリソウに似たアーヒナヒナ(アルティミシア マウイエンシス)があります。