アサギリソウの場合、株分け、若しくは挿し芽(挿し木)で増やすことができます。
株分けする場合は、冬の時期にもできますが、植え替えと同じ3月~4月頃にするのを
お薦めします。
*また、鉢植えの場合は、だいたい2年おきに劣化した用土の入れ替えや鉢の植え替えを
するのが大切なので、その際に株分けをするのが良いでしょう。
差し芽については、植え替えの時期、若しくは5月下旬から6月上旬頃の
生長期に、伸びた茎先を7~8cm程切り取り差し芽にします。
株分け
アサギリソウの鉢植えの場合、用土も劣化するため、
新しい用土で植え替えする必要があります。
株分けというのは、その際に、植え替える株を分けて植えて
増やしていく方法です。
株を分ける際には、まず、劣化した用土や傷んだ根を取り除きます。
そして、株元の古い根や先の傷んだ根もきれいに取り除き、
株を取り分けます。
アサギリソウの株も強くはありません。
なので、株を取り分ける際は、無理せず手でほぐれる程度に
優しく取り分けて下さい。
(あまり小さく小分けしすぎるのはやめましょう。)
そして、地植えの場合は腐葉土等植え付け時と同じ環境の用土を、
鉢植えの場合は鉢の用土を新しくしたら、植え付けしましょう。
今までよりこんもりと増やしていきたい場合、
地植えの場合はそのままでも大丈夫ですが、
鉢植えの場合は、根が広がってきますので、
以前より大きめの鉢に植え替えていくことが大切です。
挿し芽(挿し木)
挿し芽をする時期は、生長期に当たる5月~6月頃に
伸びてきた若い茎を切り取り、鹿沼土などを挿し木用の
用土に用いた鉢に挿します。
*切り取った株の地下茎からは、新たに新芽が出てきます。
挿し木した鉢植えは、初根して根が張るまでは必ず日陰で育て、
土に水分が無くならない様に管理してください。
そして、初根が張り活着したら、摘心し、わき芽を出させて
生長しやすくしましょう。
(※摘心とは、植物は茎の一番頂点を優先的に生長させて、わき芽の
生長を抑えようとする性質がある為、茎の先を切り取って
わき芽の生長を促すことです。)
約一か月程で移植できるようになりますが、それまでは日陰と
水分管理に気を付けて下さい。